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海は身体の中に / Sea in the Body 1999

生物は数十万年前、体内に原始の海をたたえることで、地上での生息領域を得た。
現在、私たちは、体内で海水と同じ塩分を維持し、自分自身で大海を体内に保持している。 言いかえるならば、塩を確保することが生物・人類の生存を約束したとも言える。

群馬県桐生市に、江戸時代より使用されてきた豪商の蔵を利用している展示スペースがある。その塩蔵に作品を設置した。
大きな獣毛フェルトで作った衣服に、塩、砂、海水など計3トンを詰め込んだ。 原塩は、5日ほどすると空気中の水分を含み、自然にフェルトの外に溶け出して、さらに再結晶し、床面に太陽のコロナのような形を描いた。

素材:獣毛(ホース、ゴート、アルパカ)、羊毛、塩、砂、海水
有燐館(群馬)/ Mutation 突然変異:新井淳一・眞田岳彦